国家発展改革委員会と国家能源局は《系統連系型マイクログリッド建設試行弁法》を通達した。電力体制改革を強力に推進し、マイクログリッド建設の秩序ある発展を促進するとともに、集中型と分散型が協働し、多元的に融合し、需給が相互に連動し、高効率の配置を実現するエネルギー生産・消費体系を確立することが目的になる。

　試行弁法は次のような指針を打ち出している。

　・マイクログリッド電源−電力グリッド−電力負荷を一体的に運営し、統一的な運営主体を備える。
　・マイクログリッド事業は計画と建設において法に基づく開放的で公平な市場競争の仕組みを実行する。
　・種々の企業や専門エネルギーサービス企業がマイクログリッド事業の投資、建設及び経営を行うよう奨励する。
　・地方政府と民間資本の協力(PPP)を奨励し、特許経営等の方式によってマイクログリッド事業の建設と運営を展開する。
　・電力グリッド企業はマイクログリッドの新規建設及び改修（拡張）に参加することが出来る。
　・マイクログリッドの発展はエネルギー発展計画や電力発展計画等の国家エネルギー専門計画及び関連産業政策に適合しなければならない。
　・地方のエネルギー所管部門は関係部門とともに、マイクログリッド事業が配電網計画や都市農村総合計画と適正に連携するようにしなければならない。

　試行弁法は、マイクログリッド内の新エネ発電事について、その完成後には再生可能エネルギー発展基金補助金の対象に入れ、国の規定する再生可能エネルギー発電補助金政策を適用することも強調している。また、各地方政府がマイクログリッドの発展に対して政策支援を適用するよう奨励する。

　（中国証券網 7月24日）