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【石炭】

内蒙古の上半期石炭生産が前年同期比13.8%増 (17/07/24)
2017/7/24
中国【石炭】

 内蒙古自治区経済情報化委員会によると、今年上半期の内蒙古自治区の石炭生産量は比較的急速に増加し、4.6億トン、前年同期比13.8%増になった。月間平均生産量は7,699万トンで、前年同期に比べ934万トン増加した。

 上半期の石炭生産の主な特徴として、東部の伸び率は22%になって、西部の11%を上回った。また、地方企業と自治区外の企業の生産量の伸び率は17.4%になり、中央企業の伸び率の10.3%を上回った。

 石炭価格は合理的な水準を維持した。上半期の自治区全体の井戸元価格は平均244元/トンで、前年同期より130元/トン上昇した。うちオルドスの高カロリー一般炭は360元/トンになり、前年同期より210元/トン上昇した。東部の褐炭は139元/トンで、前年同期より46元/トン上昇した。

 経済収益は大幅に増加した。1〜5月期の内蒙古の石炭産業の利益は328.2億元、前年同期比206.6%増加し、自治区全体における一定規模以上の工業企業の利益の46.9%を占めた。

 脱生産能力については、計画通りに質と量を確保しつつ解消任務を達成している。内蒙古は2017年に16ヵ所の炭鉱、生産能力810万トンを退出させる計画であるが、現時点で14ヵ所、660万トンの炭鉱を閉鎖し、生産能力解消の達成率は81.5%になる。残りの2ヵ所の炭鉱についても閉鎖を督促している。

 一方、質の高い生産能力についてはさらなる増産を進めいぇいる。合同試験稼動に進む条件が整った炭鉱及び竣工検収の条件が整った炭鉱については手続きの処理を急ぐ。また、生産能力の査定増加条件に適合する生産中の炭鉱の手続きを急ぎ、供給確保に向けた調整作業を強化する。

 自治区内の需要家と石炭企業の中長期契約を引き続き推進し、鉄道部門と協調して輸送力を保障し、自治区内の石炭市場の安定的な運営を確保する。

 (中国煤炭資源網 7月24日)