中国石油経済技術研究院が8月16日に発表した《2050年の世界と中国のエネルギー展望》2017年版によると、中国の一次エネルギー消費構造はクリーン化・低炭素化の特徴を呈し、2030年まで、天然ガスや非化石エネルギー等のクリーン・エネルギーが中国の新規エネルギーの主体になる。

　レポートによると、中国の天然ガス需要は着実に増加することになり、主に電力、工業、民生等の分野で天然ガス需要が増加する。風力や太陽光発電等の再生可能エネルギーも着実に発展し、従来型エネルギーに徐々に取って代わる。

　また、レポートは次のように指摘している。世界のエネルギーはすでに新たな転換と発展の段階に進んでおり、多元化、低炭素化、クリーン化、効率化、安全が必然的な発展のトレンドになる。未来を展望すると、エネルギー産業全体で技術が急速に発展し、エネルギー利用効率は着実に上昇し、新エネルギーコストの低下が続く、新たなビジネスモデルによって人々のエネルギー消費はますます便利になり、分散型エネルギーの発展が推進される。

　（中国証券網 8月16日）