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【エネルギー全般・政治経済】

シルクロード経済ベルト核心区(新疆)エネルギー計画が国家能源局から承認 (17/08/07)
2017/8/7
中国【エネルギー全般・政治経済】

 新疆自治区発展改革委員会からの情報によると、国家能源局は先日、《シルクロード経済ベルト核心区(新疆)エネルギー計画》を承認した。国がシルクロード経済ベルトの地域的エネルギー専門計画を承認するは初めてになり、シルクロード経済ベルトのエネルギー協力をより高いレベルを押し上げる上で意義は重要である。

 国家能源局の承認文書によると、新疆はユーラシア大陸の中心に位置し、シルクロード経済ベルト沿線諸国に繋がる世界的にもエネルギーが豊かな地区である。また、中国が西側に向けて開いた重要な門戸であり、国の重要エネルギー戦略基地でもある。新疆のエネルギー建設と対外協力においては「一帯一路」建設のチャンスを捉え、エネルギーと資源の生産能力、技術と装備及び貿易をめぐる協力を深め、エネルギーインフラの建設と相互の連携を強化する。

 計画は次のような指針を打ち出している。新疆のエネルギー開発の後発優位を生かし、国内外の大型先進エネルギー装備と製造業を新疆に引き入れ、西北地区に寄与し中央アジアに向けた地域エネルギー装備製造産業基地として新疆を建設する。新疆の地理的優位を十分に発揮させ、周辺国及び「一帯一路」沿線国とのエネルギーインフラの相互連携と融通速やかに推進して、中国のエネルギー安全保障の水準と資源の最適化配置能力を高める。

 新疆は中央アジア、ロシア、モンゴル、パキスタンとの間で石油・天然ガス、石炭および再生可能エネルギーをめぐる協力に取り組み、沿線諸国との貿易協力を強化し、一体的なエネルギー産業チェーン協力を前向きに推進する。エネルギーと資源、装備をめぐる協力のチャンスを生かして、マンパワー、技術、情報、エンジニアリング、エネルギー・環境をめぐる協力を強化し、エネルギー協力の新たな方向性を積極的に模索する。同時に、エネルギー開発を進める中で、多元的、安定的、効率的でクリーンな開発利用体系を徐々に確立する。

 (中国能源網 8月7日)