国土資源部、広東省人民政府及び中国石油天然ガス集団(CNPC)は先日、協力協定に調印し、南シナ海神狐海域のメタンハイドレートの探査、試掘及び産業化のプロセスを推進することになった。三者は神狐海域メタンハイドレート探査採掘パイロット試験区を共同で建設し、メタンハイドレートの産業化を加速する。2030年には年産能力10億m3以上の資源探査開発実証基地を基本的に形成する。

　国土資源部報道官を務める于海峰地質勘査司長は、この試験区において10億m3の生産能力を実現するためには、コスト引き下げが鍵になると指摘し、海域のメタンハイドレートが経済と社会の発展に向けて役割を発揮するには、技術と装備のイノベーション、コストの引き下げ、生産能力の向上が全て必要になるとした。

　三者は今後、南シナ海神狐海域のメタンハイドレートの探査を強化し、さらなる試掘作業を進めるとともに、メタンハイドレート産業部署を総合的に計画し、上流の探査開発、中流の運輸と備蓄、下流の総合利用からなる整った産業チェーンを形成する。

　（国家石油化工網 8月28日）