【上海証券報の質問】

　通関統計によると、中国は8月に北朝鮮から163万トンの無煙炭を輸入した。然るに、商務部と税関総署が以前公示した第12号公告によると、2月にはすでに北朝鮮原産の石炭輸入を一時停止ししている。8月の無煙炭輸入はいかなる理由によるものか、今後は国連の対北朝鮮制裁をどのように履行するか、今後の中朝貿易の行方はどうなるのか？

【高峰商務報道官の回答】

　中国側は国連安保理の北朝鮮関連決議を一貫して全面的、完全に履行している。安保理決議第2371号の関連規定を実施に移すため、中国商務部と税関総署等の所管部門は公告を公示し、北朝鮮から一部鉱産物と海産物を輸入することを禁止した。同時に、公告公示前に通商口に到着した貨物については期限を切って輸入通関手続きが可能であると規定した。安保理決議は鉱産物と海産物禁輸の関連措置執行について猶予期間を規定しており、中国側の上述の措置は決議の規定に合致し、また、中国の対外貿易や法規の要件にも合致している。中国側は今後、国内法及び負担すべき国際義務に基づいて北朝鮮との貿易往来を展開する。

　（中国能源網 9月29日）