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中国の石炭火力発電のクリーン排出は世界先進水準 (17/09/29)
2017/9/29
中国【電力】

 中国電力企業聯合会は《中国石炭火力発電クリーン発展報告》を発表した。同レポートによると、中国の石炭火力発電の煙塵、二酸化硫黄、窒素酸化物の排出量は大幅に下がり、クリーン排出レベルは世界先進水準に達している。

 中国電力企業聯合会の統計によると、2016年末時点の中国の総発電設備容量は16.5億kW、うち石炭火力発電設備は9.4億kWで、全体の57.3%を占める。また、中国の2016年の総発電電力量は6.0兆kWhであり、うち石炭火力発電は約3.9兆kWhで総発電電力量の65.5%を占めている。

 2016年の中国の火力発電の石炭消費は312g/kWhに下がり、水消費量は1.3kg/kWhに下がって、世界先進水準に達している。炭素排出強度も持続的に低下し、2016年の中国の火力発電の発電電力量単位当たりCO2排出量は822g/kWh、2005年に比べ21.6%下がった。

 グリーン・低炭素はエネルギー発展の大きな流れであり、非化石エネルギーは徐々に化石エネルギーに取って代わるが、化石エネルギーのエネルギー効率と汚染物抑制のレベルも持続的に向上することになる。

 中国のエネルギー消費に占める非化石エネルギーの比率は、2015年の12%から、2030年には20%に上昇し、一方、石炭火力発電設備の石炭消費は2015年の314g/kWhから、2020年には310g/kWh以下にさがる。

 (中国能源網 9月29日)