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アジア
【石油・天然ガス】

イランLNG輸出の見通し (08/03/14)
2008/3/14
アジア【石油・天然ガス】

 イランは天然ガス(LNG)の輸出を推進すべく、50億ドルを投資して年産1,050万トンの天然ガス液化施設を建設しようとしている。すでにプロジェクトは設備の調達や建設の準備段階に進んでいる。

 イランのLNG施設建設を請け負うのは韓国の大林(テリム)建設。ドイツのリンデ(Linde)社の技術を採用し、専用設備も同社から調達する。

 生産ラインは2本建設され、South Parsガス田12事業の第3フェーズから日量9.55億立方フィートの天然ガスを受け入れる。2010年12月には操業を開始して、最初のLNG輸送船への船積みが実現する見込みである。なお、同ガス田の第1フェーズと第2フェーズの天然ガスは将来、第3、第4の生産ラインに入れることになろう。

 イランLNG会社の株式はイラン国営石油公社(NIOC)が51%、NIOCの子会社であるNIGECが49%保有しているが、最終的にイランLNG会社の株式の40%は外国企業が保有することになる。

 (石油経済網 3月14日)