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【エネルギー全般・政治経済】

テスラがEV充電インターフェースを中国の国家標準に適合 スーパー充電パイルも改造へ (17/10/17)
2017/10/17
中国【エネルギー全般・政治経済】

 「新国家標準」の施行から1年半、テスラが最終的に妥協した。10月16日、テスラは中国市場向けに「新国家標準」の充電インターフェースに適合するModel SとModel Xを投入すると発表した。テスラは中国の充電インターフェースに適合するよう、新車種の車体に微妙な調整を加える。

 2016年1月1日、電気自動車の充電インターフェースと通信プロトコルに関する国家標準5本が公布された。この標準は業界から「新国家標準」と目され、中国の充電インフラに統一的、規範的な標準が備わった。「新国家標準」の施行により、ユーザーは充電の互換性や支払いカードなどの問題に悩まずにすむようになり、電気自動車充電の相互連携と融通が実現した。

 もともとテスラの充電インターフェースは独自のものであり、中国、欧州、日本等の電気自動車インターフェースとの互換性はなかった。

 テスラの公式発表によると、充電用挿し込み口の変更により、テスラユーザーはテスラ専用充電パイルの急速充電だけでなく、公共充電パイルによる充電も可能になり、テスラ車の日常的使用の利便性が大幅に高くなり、テスラユーザーの充電の選択肢が増える。

 もっとも、テスラの今回の調整はテスラユーザーに充電アダプターを無料で交付して、公共充電パイルで充電できるようにするだけであり、テスラブランド以外の車種はテスラのスーパー充電ネットワークで充電することは未だ出来ない。

 テスラ側はこの件について、今後、中国市場のテスラ専用充電パイルのインターフェースにも改造を施し、「新国家標準」に適合する挿し込み口への交換を徐々に進めると表明した。2018年上半期頃には完了する計画である。現時点でテスラは中国に700本以上のスーパー充電パイルを設置し、全国170都市をカバーしている。計画によると、今年末にはテスラのスーパー充電パイルは1,000本を突破する。

 (中国経済網 10月17日)