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【石油・天然ガス】

中国 S/Sのスマート化と無人化が新しい流れに 京東とアリババがS/Sに照準 (17/10/19)
2017/10/19
中国【石油・天然ガス】

 マーケットにとって思いがけないことに、斜陽産業のS/SがEC大手企業の争奪対象になりつつある。

 先日、京東と中国石油化工(SINOPEC)は協力協定に調印し、京東ブランドの商品がシノペック系のコンビニ「易捷便利店」2.5万軒で取り扱われることになった。消費者はオンラインで注文して、オフラインで商品を受け取ることが出来るようになる。一方、シノペックも京東のECモデルによって、S/Sのスマート化に向けて改革を進める。

 また、アリババの馬雲(ジャック・マー)会長も10月初め、杭州に「無人スマートS/S」を建設するとともに、S/Sの周辺にコンビニを付設すると発表した。

 S/Sの改革は必然的な流れになるというのが業界の見方である。CNPCとシノペックはS/S改革の面で模索を続けており、テンセントやアリババと協力を進めてきた。京東の劉強東CEOとアリババの馬雲会長の介入によって、伝統的なS/Sのモデルが一変する可能性もある。

 (人民網 10月19日)