国土資源部の11月16日のプレスリリースにおいて、国土資源部鉱産資源埋蔵量司の鞠建華司長は、国務院がメタンハイドレートを新しい鉱物種に指定することを承認したと発表した。メタンハイドレートの法的地位が確立され、中国のメタンハイドレート探査開発作業は新たな発展段階へと進む。国土資源部はメタンハイドレート産業化プロセスを速やかに推進するため、資源探査開発計画の研究と策定を進め、メタンハイドレート資源探査採掘作業の早期推進を図る。

　国土資源部は次のような作業を進める。

　(1) 資源探査開発戦略及び計画の策定。中長期開発発展計画を起草する。

　(2) 技術標準体系の確立。資源埋蔵量分類標準、地質探査規範、埋蔵量算定指標、鉱業権登記規則、開発技術規範、鉱業権評価及び開発利用管理弁法、準則など。

　(3) 資源探査開発管理の強化。メタンハイドレート探査開発に対する監督管理の職責を明確にし、監督管理の手続きや内容を規定する。

　(4) 関連するインセンティブ政策の策定。メタンハイドレート開発を戦略的新興産業に指定し、課税、価格補助金等の支援政策を策定する。

　(5) 重要科学問題の研究及び技術と設備の研究開発。

　（中国能源網 11月16日）