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【エネルギー全般・政治経済】

「国電+神華」の国家能源投資集団が正式成立 再編によって4つの世界記録ホルダーに (17/11/28)
2017/11/28
中国【エネルギー全般・政治経済】

 11月28日、国家能源投資集団有限責任公司(略称:国家能源集団)再編成立大会が北京で開かれた。ここに国家能源集団は正式に成立し、グローバル競争力を備える世界一流の総合エネルギーグループに向けて重要な一歩を踏み出した。

 今年8月28日、中国国電集団公司と神華集団有限責任公司を国家能源投資集団有限責任公司に合併再編することが共産党中央と国務院から承認されていた。

 国家能源集団は再編によって、4つの世界記録ホルダーになる。すなわち、世界最大の石炭生産企業、世界最大の火力発電企業、世界最大の再エネ発電企業、そして世界最大の石炭液化・石炭化学企業である。

 国家能源集団は資産規模1.8兆元超、従業員33万人、研究院・研究所8、テクノロジー企業6社を擁し、石炭、在来型エネルギー発電、新エネルギー、交通運輸、石炭化学、テクノロジー、省エネ・環境保護、産業金融の8部門の業務を形成する。

 国家能源集団の稼動中の炭鉱は83ヵ所、うち露天掘り炭鉱は16ヵ所、石炭生産能力は4.29億トン/年。火力発電設備容量は1.67億kW、発電所は全国31の省・市に広がっている。風力発電設備は3,300万kW、年間発電電力量は570億kWhに上る。石炭液化と石炭化学の操業中の事業は合計28件、建設中の石炭液化油生産能力は526万トン、CTO生産能力は288万トン。

 また、国家能源集団は総延長2,155キロの鉄道と年間取扱量3億トンの港湾、89隻の船団も有している。

 国家能源集団は今後、資産、業務、機構、人員、管理、文化及び党建設の全方位的な融合を加速して、再編作業の順調な完成を確保する。シナジー効果を適正に発揮して、1+1>2の再編効果を実現する。

 (中国能源網 11月28日)