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【エネルギー全般・政治経済】

中国が2020年頃に世界最大の石油輸入国に IEAレポート (17/12/14)
2017/12/14
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国際エネルギー機関(IEA)は先日北京で《世界能源展望2017之中国特別報告》(世界エネルギーアウトルックルックスペシャルレポート中国編)を発表した。同レポートは、2020年頃に中国は世界最大の石油輸入国になるとしている。

 レポートによると、世界のエネルギー需要の重心は現在、新興経済体、特に中国、インド、中東地区へとシフトしつつある。これら新興経済体によって世界のエネルギー需要は3分の1以上増えることになる。2020年以降、中国は世界最大の石油輸入国になり、インドは世界最大の石炭輸入国になる。一方、米国はシェールガス開発によって、2035年までにエネルギーの自給自足を実現する。

 また、レポートの予測によると、2035年には中国のエネルギー消費総量は現行水準に比べ50%増え、1人当たりのエネルギー需要は40%増加して、欧州並みの水準に達する。そして、その頃には中国は世界最大のエネルギー消費国になっているだろう。

 (中国能源網 12月14日)