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中国
【エネルギー全般・政治経済】

中国 2017年のエネルギー総消費量は前年比2.9%増 (18/01/19)
2018/1/19
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家統計局が1月19日に発表した統計によると、中国の2017年のエネルギー総消費量は前年に比べ約2.9%増加した。エネルギー消費構造は最適化が進み、天然ガス、水力発電、原子力発電、風力発電などクリーン・エネルギー消費のシェアは前年に比べ約1.5ポイント上昇し、石炭のシェアは約1.7ポイント下がった。

 多くの製品で単位当たりのエネルギー消費が下がった。39種の重点エネルギー消費工業企業のうち8割の企業で製品単位当たりエネルギー消費が前の年に比べて下がった。合成アンモニア生産のエネルギー消費は1.5%下がり、粗鋼の1トン当たりエネルギー消費は0.9%、粗銅は4.9%下がった。火力発電の石炭消費は0.8%下がった。

 省エネは新たな成果を上げた。2017年の全国の単位GDP当たりエネルギー消費は約3.7%下がり、通年の3.4%引き下げ目標を順調に達成した。

 一方、2017年もエネルギー輸入の急増が続いた。原炭輸入の伸び率は鈍化したが、原油輸入は安定的に伸び、天然ガス輸入は急速に増加した。原炭輸入は2.7億トン、伸び率は6.1%で、前年に比べ19.1ポイント下がった。原油輸入は4.2億トン、伸び率は10.1%で、3.5ポイント下がった。天然ガス輸入は6,857万トン、伸び率は4.9ポイント上昇して26.9%になった。

 (界面新聞 1月19日)