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中国
【石油・天然ガス】

国家発展改革委員会 中央アジア及びロシアとの緊密で長期的なガス供給合意に注力 (18/03/06)
2018/3/6
中国【石油・天然ガス】

 国家発展改革委員会の何立峰主任は3月6日のプレス発表会において、中国は中央アジア、ロシア、太平洋沿海地域等の天然ガス供給国との間でより緊密で長期的な天然ガス供給契約の締結に力を入れ、国産ガスと合わせて大衆のクリーン暖房の需要を満たすと表明した。

 今年初頭にCNPC経済技術研究院が発表した《2017年国内石油ガス産業発展報告》によると、2017年の天然ガス消費量は340億m3以上増加し、過去最高を記録した。

 天然ガス消費量の上昇の背後で、天然ガス対外依存度は4割近くになっている。過去10年、中国は東北、西北、西南及び東部海上からの「多元化」天然ガス輸入ルートの雛型を形成してきた。うち西北ルートと西南ルートはすでに稼動している。東北ルートはロシアからの輸入ルートであり、中露ガスパイプライン東線の中国国内区間が着工済みである。西北ルートは中国−中央アジア天然ガスパイプラインであり、ABCDの4本のパイプラインから構成され、すでにABCが稼動している。西南ルートは中緬パイプラインであり、2013年に稼動した。東部海上ルートはカタールやオーストラリアから輸入するLNGである。

 天然ガス不足の背景には天然ガスのピークとオフピークのギャップが大きいことや、天然ガス備蓄インフラの遅れなどの問題がある。何立峰主任は、天然ガス備蓄とLNGタンクなどインフラ建設を強化し、パイプラインについては全国「一元ネットワーク」を速やかに形成すると強調した。天然ガス備蓄は中国の天然ガス産業のアキレス腱であり、発展改革委員会は短期間で都市の天然ガス備蓄能力を10日分にすることを目指す。

 (網易新聞 3月6日)