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【石油・天然ガス】

中露天然ガスパイプライン東線は2019年冬に稼動 沿線都市では天然ガスの争奪も (18/03/06)
2018/3/6
中国【石油・天然ガス】

 2018年の全人代・全国政治協商会議会期中に中国石油天然ガス集団(CNPC)の王宜林董事長(会長)は「2019年冬に中露天然ガスパイプライン東線はガス供給を開始する」と表明した。

 王董事長は「天然ガス価格については商業機密であるが、競争力は極めて高い」と述べた。

 2014年5月、中国とロシアは総額4,000億ドル超、年間供給量380億m3、期間30年に上る中露天然ガスパイプライン東線天然ガス売買契約に調印した。

 中露天然ガスパイプライン東線は、黒龍江省黒河市の中露国境を起点とし、黒龍江、吉林、内蒙古、遼寧、河北、天津、山東、江蘇、上海の9つの省・自治区・直轄市を経由して、終点の上海市まで全長3,371キロになる。
 
 「(中露天然ガスパイプライン東線の)沿線都市は天然ガスの購入に前のめりになるのではないか。場合によっては、天然ガスの争奪戦も発生するのではないか」との記者の質問に対し、王董事長は「それは当然のことだ。沿線都市、特に東北地区は高く支持している」と述べた。

 (新浪財経 3月6日)