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3月7日、国家能源局は《2018年度風力発電投資モニタリング・アラーム結果》を発表した。甘粛、新疆、吉林は引き続き「レッドエリア」になったが、内蒙古と黒龍江はレッドからオレンジになり、寧夏はグリーンになった。風力発電投資が制限される「レッドエリア6ヵ省」は「レッドエリア3ヵ省」に変わった。
従来「レッドエリア6ヵ省」は風力資源に優れ、風力発電投資が最も集中していた地区であった。大量の資本が当該地区の風力発電事業に投入されたが、自身の負荷に限りがあり、対外送電もままならないため、風力発電の電力廃棄率は高止まりしていた。
中国の規則によると、前年度の風力発電平均利用時間数が最低保障性買取時間数を下回ると、レッドに指定され、前年度の風力発電電力廃棄率が20%を超える地区はオレンジ又はオレンジ以上に指定される。レッドエリアは風力発電投資リスクが大きいことを意味し、風力発電の開発と建設を一時停止して、既存の風力発電の電力受入問題を解決するため有効な措置を講じなければならない。また、認可された風力発電事業の建設は一時延期され、各年度の実施計画案に盛り込まれた事業で未だ認可を受けていない事業も認可を一時棚上げする。電力網企業は建設や認可が先送りになった事業の系統連系申請を受理してはならない。
2016年には甘粛、新疆、寧夏、黒龍江、吉林の5省がレッドになり、2017年には内蒙古もレッドになり、「レッドエリア6ヵ省」と呼ばれた。
しかし、最新の2018年度風力発電投資モニタリング・アラーム結果では、内蒙古、黒龍江、寧夏はレッドエリアからはずれ、風力発電投資が解禁になった。国家能源局はすでに内蒙古シリンゴル盟の7GW風力発電事業を認可し、寧夏地区でも風力発電事業を再開するとのことである。
(中国能源報 3月14日)