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【新エネルギー】

航続距離の短いクルマは見る影なし 中国新エネ車市場のシフトチェンジが加速 (18/07/19)
2018/7/19
中国【新エネルギー】

 「今年の新エネ車市場は航続距離400キロの車種が主流になる。目下新たに発売されている車種は基本的に航続距離400キロ以上だ」。吉利新能源4S店(Sale・Sparepart・Service・Surveyの意)の販売員が取材に対して指摘した。

 新エネ車補助金政策の調整を受けて、ピュアEV車の航続距離を伸ばすことは新エネ車企業の当面の主要目標になっている。航続距離400キロ以上の新しい車種が次々と発売される一方で、200キロ以下の車種の販売は徐々に停止され、次々と市場から撤退している。

 「新しい補助金政策が市場に及ぼす影響はすでに現れている」と自動車産業アナリストの顔景輝氏は言う。補助金を航続距離のような技術標準と連動させることで、企業に技術のグレードアップを強いる。

 但し、全ての自動車企業に十分な技術的蓄積があるわけではない。航続距離を伸ばす技術能力が乏しい新エネ車企業の多くは発展の危機に直面しつつある。業界関係者の分析によると、補助金政策の下で新エネ車市場構造に改めて変化が生じ、技術的蓄積の乏しい企業は淘汰に直面することになろう。

 (中国経済網 7月19日)