ロイター（Reuters）の7月11日付記事は、世界で建設中の大型風力・太陽光発電所の約3分の2が中国で建設されており、再エネ発電容量の急増により、石炭火力発電シェアが過去最低を記録していることが、米シンクタンクの調査で明らかになったと報じた。

 　米国のシンクタンク、グローバル・エネルギー・モニター（GEM）の報告書によると、中国は339ギガワット（GW）の実用規模の風力・太陽光発電を建設しており、これは世界全体の64％に相当する。2位の米国（40GW）の8倍以上の規模である。

 　中国は大量の新規発電能力を増強し、今年5月の発電量に占める太陽光の割合は12％、風力は11％に上昇した。非化石燃料発電では、このほか、水力15％、原子力5％、バイオマス2％だった。

（Reuters　7月11日）