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11月20日、中国核工業集団(中核集団)が独自に開発し知的財産権を有する中国初の全サイズ加圧水型炉用円環型核燃料集合体試験用試作品が中核北方核燃料元件有限公司でラインオフに成功するとともに検収にパスした。中核集団は加圧水型炉用円環型核燃料集合体製造の全てのキープロセスをほぼ繋げたことになり、円環型核燃料集合体の今後の事業化と応用の基盤を固めた。
円環型核燃料集合体は内外2層の被覆材と円環状の芯からなる先進的核燃料集合体であり、従来型核燃料棒集合体に比べ熱伝導面積を増やし、出力密度を高めて、原子炉の経済性を大幅に高めることを可能にする。また、円環型核燃料集合体には「温度が低く貯蔵エネルギーが少ない」という特性があり、原子力発電の安全性を高める。
中核集団は中国の原子力発電の国際競争力を高め、核工業強国の建設を加速するため、国防科工局等の政府部門の指導の下に、加圧水型炉用円環型核燃料集合体の試作に取り組んでいる。開発事業は中国原子能工業有限公司、燃料集合体の設計と試験検証は中国原子能科学研究院、燃料集合体製造工程の研究と開発は中核北方核燃料元件有限公司が担当している。今回の試験用試作品は円環型燃料の水力学的特性と機械性能の研究に充てられる。
(中国能源報 11月21日)