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【電力】

中国神華集団がインドネシアで合弁発電所 (08/03/21)
2008/3/21
アジア【電力】

 中国の石炭企業最大手であり電力事業も手がける神華集団は、インドネシアのPT Energi Musi Makmur (EMM)と合弁で火力発電所を設けることになった。持分は神華が70%、EMMが30%。この合弁会社はインドネシアで露天掘り炭鉱も建設する。具体的な投資額は明らかにされていないが、2件のプロジェクトとも中国の発展改革委員会がすでに承認している。

 この発電所はスマトラ島に建設され、第1期は15万kW×2基であるが、ユニット増設の可能性もある。また、露天掘り炭鉱は年産210万トンに上り、同発電所に燃料を供給することになる。発電所は今年内に着工され、2010年に運転を開始する予定。

 因みに、神華集団の2007年度の売上高は前年比26%増の821.07億元、純益は19.4%増の231.48億元。

 ユニットの新規建設により、神華集団の2008年の売電量は前年比13.4%増の843.3億kWhになる見込み。もし2008年に石炭と電力価格の連動が実施されれば、電力部門の収益は拡大するだろう。

 (中国能源網 3月21日)