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アジア
【石油・天然ガス】

タイが天然ガス事業を積極推進 (08/03/21)
2008/3/21
アジア【石油・天然ガス】

タイは今後、天然ガス事業を急速に発展させ、2012年にはLNG輸入プロジェクトを完成させることになる。さらに、国内の天然ガス生産と隣国のミャンマーやマレーシア・タイ共同開発鉱区からパイプラインガス輸入を積極的に進め、天然ガス供給源の相互補完を図る。

 タイの天然ガス消費量は、1980年に1日当たりわずか1.3億立方フィートであったが、2008年初頭には約33億立方フィートに増えており、さらに2012年には50億立方フィートになると予想される。

 タイの既存の海上及び陸上パイプライン網は1日当たり42億立方フィートを処理することが可能であるが、2009年中頃に第3パイプライン輸送系統の第2フェーズが完成すると、処理能力は1日54億立方フィートに拡大する。

 さらに、現在計画が進められている第4陸上パイプライン系統の建設と西部パイプライン網の拡充により、タイの天然ガス輸送能力は1日70億立方フィートを上回り、拡大を続ける同国のガス需要を今後10年賄うことが可能になる。

 タイ政府は今後数年、世界の天然ガス事業は着実な成長を続けると予想している。タイは大きな埋蔵量と、成長を続けるエネルギー市場という戦略的地位に立脚して、東南アジア各国の連携を強化する上で大きな役割を発揮するだろう。

 (中化新網 3月21日)