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【石油・天然ガス】

ロスネフチがナホトカ付近に製油所建設 (08/03/24)
2008/3/24
アジア【石油・天然ガス】

 ロシア国営石油会社ロスネフチのボグダンチコフ社長は21日、日本海沿岸のナホトカ港付近に年間精製能力2,000万トンの製油所を建設することを明らかにした。

 ボグダンチコフ社長によると、製油所の立地についてはいくつかの候補地があったが、ナホトカ港から15kmの同地点があらゆる基準に適合しているとして確定された。同地にはガソリン及び軽油の生産企業があり、石油製品の潜在需要も大きい。また、ボグダンチコフ社長は、原油輸出を減らして付加価値の高い石油製品の輸出を増やすことがロスネフチの方針であるとしている。

 ロスネフチはさらに、2008〜2012年に10億ドルを投資してアムール河畔のコムソモリスクナアムーレの製油所を再建する。ロシアの新しい規定によると、軽油とガソリンは2009年からユーロ3排出基準に適合し、2010年からはユーロ4、2015年からはユーロ5に適合しなければならない。ボグダンチコフ社長は、コムソモリスクナアムーレの製油所が生産する軽油はユーロ5に適合するとともに、極東地区の需要を賄うに十分であると自信を示した。

 ロスネフチの昨年の石油生産量は1.01億トンであったが、2010年には1.3億トン、2015年には1.6億トン、2020年には1.7億トンに拡大するようロスネフチは計画している。シベリア及び極東地区は、ロスネフチの石油生産量の伸びの70%を占めることになろう。

 (中国石化新聞網 3月24日)