中国独自の設計と建造による初のLNG専用船が来月船主に引き渡される。中国船舶工業集団傘下の滬東中華造船公司が3年間かけて建造した「明珠」号である。 「明珠」号は建造費1.6億ドル、積載トン数14.721万トン、世界的にも最も大きな規模の船舶であり、ガス化後の容量は上海市の1ヵ月の都市ガス使用量に相当する9,000万m3に上る。 これまでLNG専用船の市場は、日本、韓国、欧州の限られた造船所が独占し、LNG専用船の建造は中国の造船界の長年の夢であった。滬東中華造船公司は1997年にLNG専用船開発に着手した。日韓の造船会社が技術を秘匿する中で、同社は10年もの艱難辛苦を経て、技術上の難題を克服し、独自のLNG専用船完成にこぎつけたのである。 滬東中華造船は、LNG専用船建造のトップランナーとして、すでに広東、福建のLNG事業から5隻の受注契約を獲得している。今後はさらに国際市場をも開拓し、海外からもLNG専用船の受注を受けるよう計画している。 (中国油気管道網 3月24日)
中国独自の設計と建造による初のLNG専用船が来月船主に引き渡される。中国船舶工業集団傘下の滬東中華造船公司が3年間かけて建造した「明珠」号である。
「明珠」号は建造費1.6億ドル、積載トン数14.721万トン、世界的にも最も大きな規模の船舶であり、ガス化後の容量は上海市の1ヵ月の都市ガス使用量に相当する9,000万m3に上る。
これまでLNG専用船の市場は、日本、韓国、欧州の限られた造船所が独占し、LNG専用船の建造は中国の造船界の長年の夢であった。滬東中華造船公司は1997年にLNG専用船開発に着手した。日韓の造船会社が技術を秘匿する中で、同社は10年もの艱難辛苦を経て、技術上の難題を克服し、独自のLNG専用船完成にこぎつけたのである。
滬東中華造船は、LNG専用船建造のトップランナーとして、すでに広東、福建のLNG事業から5隻の受注契約を獲得している。今後はさらに国際市場をも開拓し、海外からもLNG専用船の受注を受けるよう計画している。
(中国油気管道網 3月24日)