煙台港集団はCNPC傘下の崑崙能源有限公司及び中油燃料油有限公司とそれぞれ契約を結び、共同で煙台港西港区LNGターミナル及び30万トン原油埠頭第2期事業を建設することになった。

　西港区LNGターミナルは煙台港集団と崑崙能源有限公司の共同出資により建設する。投資額は約70億元、26.6万m3のLNG荷揚げバース、20万m3のLNG貯蔵タンク4基及び付帯施設を建設する。

　また、煙台港集団は中油燃料油有限公司との共同出資により、30万トン級原油埠頭第2期事業、煙台−淄博送油パイプライン複線、原油タンクエリアの建設と運営を進める。投資額は約50億元になる。

　今回の協力をベースに煙台港とCNPCは全面的戦略協力を展開する。原油並びにLNG貿易、金融、倉庫、物流及び加工といった面で煙台港を中国北方石油ガスエネルギー基地港とする。

　煙台港は1861年に開港した中国北方3大港湾の1つである。40万トン級の鉱石埠頭、30万トン級の原油埠頭、560キロの原油パイプライン及び270万m3の原油貯蔵タンクエリアが完成している。

　（中国石油新聞中心 1月10日）