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【エネルギー全般・政治経済】

チベット自治区に対する投資が急拡大 過去5年間の固定資産投資は累計1,000億元超 (08/03/26)
2008/3/26
中国【エネルギー全般・政治経済】

チベット自治区統計局の資料によると、2003〜2007年の5年間の固定資産投資は累計1,000億元を超えている。この数字は1978〜2002年の24年間の合計投資額を73.6%上回る。5年間の年平均の伸びは19.9%に達している。2007年の固定資産投資額は269.65億元、前年比16.1%増となった。

 近年、対チベット投資事業、特に大型事業が大幅に増加している。青蔵鉄道、林芝 (ニンティ)空港や、ラサ河特大橋、雅魯蔵布(ヤルンズァンボ)江特大橋、ガラ山トンネル、直孔発電所、獅泉発電所が完成し、那曲物流センターが着工された。四川、雲南、新疆やネパールとチベットを結ぶ自動車道路の建設も急ピッチで進められている。巴河雪(バホショカル)発電所、老虎嘴発電所の建設も急速に進んでおり、蔵木発電所の建設準備も加速されている。

 特に2007年には、これまでチベットの開発を制約してきた交通、エネルギーのインフラが著しく改善された。自治区の自動車道路の総延長は前の年に比べ3,700km増えて、4.86万kmに達した。電力系統の完備も進み、青蔵鉄道給電プロジェクト、昌都電力網プロジェクトや第3期農村電力網プロジェクトが実施され、チベットの電力設備容量は60.8万kWに達し、5年前に比べ61.7%増えた。電力使用人口は185万人に上る。

 中央政府は第11次5ヵ年規画期に778.8億元を投じて180件のチベット建設事業を進めるが、うち139件はすでに着工されており、投資額は実行ベースで202億元に上っている。

 (新華網 3月26日)