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【エネルギー全般・政治経済】

商務部:上半期は食品、石炭、石油製品の供給が逼迫 北方への軽油不足波及も (08/03/25)
2008/3/26
中国【エネルギー全般・政治経済】

 商務部は、今年上半期において主要消費財及び生産材の需給関係は全体的に安定するが、一部商品の地域的、時期的な逼迫が続くと、表明した。

 商務部が調査した主要消費財600品目のうち、上半期に地域的、時期的な逼迫が生じるのは、豚肉、牛肉、羊肉、大豆、大豆油など8品目で、2007年下半期に比べ3品目増えている。また、主要生産材300品目のうち、逼迫が生じるのは、一般炭、コークス用原料炭、無煙炭、コークス、軽油、ガソリン、重油など13品目で、2007年下半期より2品目増えた。

 商務部の分析によると、供給が逼迫する商品は増えるが、これは、構造的、地域的、段階的な逼迫である。穀類、ブタ、乳製品、食用油などの生産に対する政府の支援措置が実施され、大雪災害からの復興が本格化し、輸出入等に対するマクロコントロールが強化されると、逼迫状況の緩和は徐々に進むだろう。

 生産材の面では、昨年10月に続いて、今月に入ってから広州、深セン、武漢、海口等で再び軽油の逼迫が生じたが、軽油逼迫は華南から次第に北方にも広がりつつある。

 この点につき、中国物流情報センターの上席エコノミストである陳秀芝氏は、金属など生産材の市価が上昇を続け、国内のタイトな傾向には根本的な変化が見られないため、当面生産材価格は高止まりすると予想しており、そのため、インフレと物価水準の過度の上昇を抑えることは難しくなると指摘する。陳秀芝氏は、生産材市場の変動に注意し、市場の過熱を抑えるとともに、市場の急速な冷え込みも防止しなければならないと強調し、今年1〜2月に生産材市場の急拡大は効果的に抑えられたが、市場の急激な反落には注目すべきであると指摘した。

 (第一財経日報 3月25日)