1. HOME
  2. 中国 【石炭】

中国
【石炭】

山東省南部に巨大石炭化学基地建設計画が浮上 (08/03/27)
2008/3/27
中国【石炭】

 山東省南部(魯南)を巨大なエネルギー・石炭化学基地とする壮大な計画が進められている。山東省政府が先頃通達した『魯南経済ベルト重点建設プロジェクト』では、同地区の石炭生産能力を速やかに拡大するとともに、石炭化学プロジェクトを推進するとしている。

 山東省の計画によると、2010年には魯南地区の原料炭生産量を1.2億トン(山東省の総生産量の80%)とし、発電設備容量を1,000万kW増やすことになる。

 山東省はさらに、同地区の石炭生産基地に立脚して、石炭ガス化とコークス生産を中心に、合成アンモニア、クリーン・エネルギー、MTO(Methanol-to-Olefin)、石炭ベースのオレフィン・新型合成材料の4大産業連鎖へと展開し、化学肥料、メタノール、ホルムアルデヒド、酢酸、クリーン燃料等を主とする石炭化学工業体系を形成して、速やかに魯南地区を国家級の石炭化学工業基地へと発展させる。

 山東省の2010年の石炭化学増産目標は、合成アンモニア150万トン、コークス1,050万トン、メタノール400万トン、オレフィン60万トン、酢酸100万トン、DME 25万トン、ベンゾール精製量25万トン、コールタール総合加工85万トン。

 山東省は石炭化学のみならず、東明石化集団の600万トン石油精製及び高度加工プロジェクトなどをベースとして、石油精製化学基地を建設することも計画している。魯南地区の●沢市の石油予想埋蔵量は16億トン、天然ガスは3,000億m3になる。

 また、日照市に900万m3の国家石油戦略備蓄タンクと1,000万トン級の精製化学基地を建設する。同市の嵐山港に30万トン級の原油埠頭を設け、嵐山港と東明石化を結ぶ、年間輸送能力1,000万トン超の石油パイプラインも建設することになる。

 (第一財経日報 3月27日)

 ●…草カンムリに河