国家電網有限公司は10月14日、『ユビキタス電力IoT白書2019』を発表し、2年内にユビキタス電力IoTを基本的に形成することを明らかにした。電力系統の各プロセスのユビキタス相互連系とマン・マシーンインタラクティブを実現して、「データソースの一元化・電力グリッドの一本化・業務ラインの一本化」を形成することが最終目標になる。

　「ユビキタス電力IoTとは伝統的な電力グリッドへのデジタルテクノロジーのエンパワーメントだ。電力グリッドのセンシング能力、インタラクティブレベル及び運転効率を絶えず上昇させ、多様なエネルギーの連系と総合利用を強力に支えることで、『電力の適切な利用』から『エネルギーの適切な利用』への転換を実現する」と国家電網インターコネクション部の汪峰副主任は言う。

　汪峰副主任によると、今年はエネルギーエコシステムの構築、フィードバックによる企業ミドルプラットフォームの創出、スマートIoTの協同推進、協調推進管理の最適化の4つを主軸として、57件の建設任務と25件の総合実証プロジェクトを明確にしている。

　国家電網は2024年にはユビキタス電力IoT最終的に完成するとしている。

　（人民網 10月16日）