ロイター（Reuters）の6月18日付記事によると、ドイツ連邦統計局は同18日、今年1-4月のドイツの中国製電気自動車（EV）の輸入台数は3万1500台でこの4カ月で15.7％減少したが、同国の輸入EV市場での中国車のシェアは40.9％に達し、依然としてドイツ最大の電気自動車輸入国となっていることを明らかにした。

 　同統計局は、今年1-4月の中国製EVの輸入減少の背景には、内需の低迷があると見ている。チェコと韓国からのEVの輸入も前年同期比でそれぞれ約3割、約5割減少した。

 　同統計局は「中国からのEV輸入の減少ペースは、EV全体の輸入減少ペースより緩やかだ」と語る。同統計局によると、2023年、中国はEV 44万7200台をドイツに輸出した。

 　欧州連合（EU）の欧州委員会は、中国から輸入するEVに最大38.1％の追加関税を7月から課す暫定措置を発表し、貿易摩擦となる懸念が高まっている。

（Reuters　６月18日）