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インド・ニューデリー、猛暑でエネ消費急増、メディアが節電呼びかけ
2024/6/24
その他地域のエネルギー

  インドのエコノミック・タイムス・エナジーワールド(Economic Times Energy World)は、6月22日付の記事で、記録的猛暑による電力消費の急増を受け、エアコンを効率的に使うなどして節電するよう呼びかけた。

  報道によると、6月18日午後3時22分、首都ニューデリーの電力需要は8,647メガワット(MW)と驚異的な数値に達し、首都としての最高記録を樹立した。これは、エネルギー消費機器、特にエアコンの電力使用量が極めて高まったことを反映していると指摘した。

  エアコンの使用は暑さと戦う住民には不可欠だが、電力消費の急増は、持続可能なエネルギー使用、電力網の過負荷防止という点から、即刻、省エネ対策をとる必要性があると述べている。その上で、専門家のアドバイスを交えて、以下のように節電を呼びかけた。

  エアコンだけで、家庭や企業の年間エネルギーコストの30〜50%を占めている。エアコンの温度設定を少し調整するだけで、電力消費を大幅に削減できる。たとえば、サーモスタットの設定を1°C上げるだけで、電力使用量を約6%削減できる。

  また、専門家は、午後2時から午後4時と午後10時から午前12時30分の電力消費がピークとなる時間帯にエアコンを24〜27°C に設定するよう推奨している。室温が快適となるだけでなく、費用対効果も高く、経済的にも電力網の負荷軽減にも役立つと指摘した。さらに、電力消費のピーク時間帯に、エアコンと洗濯機などのエネルギー消費量の高い家電を同時に使用しないよう呼びかけた。

(Economic Times Energy World 6月22日)