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OPEC、石油の長期需要見通しを引き上げ 途上国がけん引
2024/9/25
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 ロイター(Reuters)は9月24日付記事で、石油輸出国機構(OPEC)は同月24日に公表した2024年版の世界石油見通しで、中長期的な需要予測を引き上げたと報じた。その理由として、インド、アフリカ、中東が伸びをけん引するとの予測、電気自動車(EV)やクリーンエネルギーへのシフトが鈍化するとの見方を挙げている。

 OPECのガイス事務局長は「人口の増加、中間層の増加、都市化により、途上国に将来のエネルギー需要がある」と語った。また、同報告書の序文で「石油需要のピークが近い将来に訪れることはない」としている。

 OPECは、世界の石油需要が2045年までに日量1億1,890万バレルに達すると予測。2023年版より約290万バレル上方修正した。2050年には1億2,010万バレルに拡大すると見ている。英石油大手BPは石油需要が2025年にピークとなり、2050年には日量7,500万バレルまで減少するとみている。

(Reuters 9月24日)