ロイター（Reuters）は10月10日付記事で、リビア国営石油会社（NOC）が同日、原油生産量が日量122万バレルに達したと発表したと報じた。中央銀行総裁人事を巡って東西の政治勢力が対立したが、油田の操業や輸出が混乱する以前のレベル近くまで回復したとしている。

　東部に拠点を置く政府とNOCは先週、中銀総裁人事を巡る問題が解決し、全ての油田と輸出ターミナルで操業が再開したと発表した。

 　NOCによると、10月10日の石油・コンデンセート生産は日量121万7,000バレルになり、9日の日量115万8,000バレルから増加した。8月下旬から9月上旬にかけて、３油田（シャララ、エルフィール、エスシデル）で生産が停止する以前は、リビアの産油量は日量約130万バレルあった。

（Reuters　10月10日）