イタリアの石油・ガス大手のイタリア炭化水素公社（ENI）は10月6日、経済産業省が所管するエネルギー・金属鉱物資源機構（JOGMEC）と、液化天然ガス（LNG）の安定供給に向けた覚書を結んだと公式サイトで発表した。

 　覚書は、経済産業省が同日広島市内で開いたLNGの生産国と消費国が集まる「LNG産消会議2024」で締結された。

 　ENIによると、覚書では、エネルギー転換における天然ガスやLNGが果たす役割を促進すること、経済成長とエネルギー安全保障の観点からカーボンニュートラルを実現することの重要性などが挙げられている。また、エニによる日本へのLNG供給機会や、モザンビークのコーラル・ノースプロジェクトに対する日本の金融機関の支援なども書かれている。

 　ENIは、日本最大の発電会社JERAと韓国ガスが構築したメタン排出削減の枠組み「CLEAN（クリーン）」も支援する。