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IEA予測、2030年代半ばに低炭素エネがエネ供給の主役に
2024/10/17
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 国際エネルギー機関(IEA)は10月16日、2024年版の「世界エネルギー展望」(World Energy Outlook 2024)を公表した。太陽光など再生可能エネルギーの普及により、2030年代半ばに原子力を含む低炭素クリーンエネルギーが、最大のエネルギー供給源になると予測した。一方で、石炭、石油、ガスの化石燃料需要はいずれも10年後にはピークを迎えるとの見通しを示した。クリーンエネルギーは前例のない速度でエネルギーシステムに導入されつつあるが、その導入は技術や市場によって一様ではないとしている。

  IEAは、各国がこれまで公表済みの脱炭素化に向けた政策を実行した場合、クリーンエネルギーが2030年代半ばに石油を上回り、最大のエネルギー供給源となり、2050年時点で全体の約4割に達すると見ている。クリーンエネルギーへの投資額は2024年に約2兆ドル(約300兆円)となり、化石燃料の2倍に達する見込み。

World Energy Outlook 2024

https://www.iea.org/reports/world-energy-outlook-2024

(IEA 10月16日)