ロイター（Reuters）の1月20日付記事によると、米トランプ大統領は同20日、バイデン前政権が凍結した液化天然ガス（LNG）の輸出許可の審査を再開するよう命令した。LNGや海底油田の開発を促して化石燃料を増産し、米国のエネルギー輸出を拡大する方針を示している。

 　米国のLNG輸出量は2023年に過去最高を記録し、世界最大のLNG輸出国となっている。米エネルギー省は、輸出量は10年後に倍増すると予想されており、既存の認可の下でさらに倍増する可能性があるとしている。

 　報道はまた、バイデン前政権の新規輸出許可の一時停止により、アジアや欧州に供給する多くの進行中のプロジェクトに不確実性が生じていると指摘した。

 　エネルギー長官に選ばれたクリス・ライト氏は、石油サービス会社「リバティー・エナジー」の創設者兼最高経営責任者（CEO）。先週の指名公聴会で上院議員らに対し、最優先事項はLNGや原子力発電を含む国内エネルギー生産の拡大だと語った。