ロイター（Reuters）は2月18日付記事で、欧州連合（EU）は域外の液化天然ガス（LNG）プロジェクトへの投資を検討する方針であると報じた。エネルギー価格の引き下げが狙いで、信頼できる供給業者と早期に協力するという。欧州委員会の草案により同18日に明らかとなった。

 　EUは2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする気候変動対策目標を掲げている。

 　一方で、エネルギー価格の高騰や米国のトランプ大統領によるエネルギー政策の転換にも対処する必要がある。

 　欧州委員会は、域内のエネルギー価格引き下げ対策をまとめた草案で「既存および将来のLNG輸出プロジェクトからコスト競争力のある追加輸入を特定するため、信頼できるLNG供給業者と直ちに協力する」としている。具体的な国名は明らかにしていない。

（Reuters　2月18日）