ポールソン米国財務長官は北京の社会科学院で「米中エネルギーと環境協力」と題する講演を行い、米中両国は堅実な基礎に立脚してエネルギーと環境協力を強化すると表明した。

　ポールソン長官は、米中両国は、エネルギーと環境分野における技術革新を加速してこれら技術の応用をより速やかに進めるとともに、関連する法規や政策を完備して、妥当なインセンティブや価格の仕組みを形作らなければならないと述べた。

　また、両国の政府及び産業界は、温室効果ガスの排出や汚染を減らしエネルギーセキュリティと自然保護を高める上で効果的な役割を発揮するとともに、民衆の意識を呼び起こし、エネルギーの選択が環境に与える影響を万人が認識するようにしなければならないと指摘した。

　なお、ポールソン長官は、今年6月の第4回米中戦略経済対話において両国のエネルギー政策担当者が協議することを明らかにした。持続可能な経済成長並びにエネルギーセキュリティと環境とのバランスをどのように取るかが主要テーマになる。

　（新華網 4月7日）