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中国
【省エネ・環境】

世界の登録済みCDMプロジェクトの2割が中国 (08/04/16)
2008/4/17
中国【省エネ・環境】

2008年4月中旬までの時点で、世界の登録済みCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトは1,087件に上り、うち2割を中国が占めていることが分かった。

 世界の登録済みCDMプロジェクト1,087件のうち、エネルギー産業関連が最も多く650件で、全体の59.8%を占めた。エネルギー産業、とりわけ再生可能エネルギーは目下CDMの主流となっている。

 また、産業化水準の比較的高い途上国のCDM市場は巨大な潜在力を有している。CDM受入国(発展途上国)の中で登録案件が最も多いのはインドで389件、次いで中国が214件、ブラジルが115件となった。

 近年、中国の再生可能エネルギーは、急速に開発が進んでいる。2007年9月に中国政府は「再生可能エネルギー中長期開発計画」を公布し、2010年までにエネルギー総消費量に占める再生可能エネルギーの比率を10%に高め、2020年には15%とするとの目標を打ち出している。

 国家発展改革委員会(NDRC)が承認したCDMプロジェクトは1,000件余りに上り、うち国連CDM理事会に登録された案件は214件である。CDM事業に対する企業の認知度も高まり、フッ素化合物、石炭、ポリ塩化ビニールなどの化学企業がCDM制度の恩恵を受けている。

 (環球能源網 4月16日)