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中国
【石炭】

第1四半期、中国は再び石炭純輸入国に (08/04/17)
2008/4/17
中国【石炭】

 海関総署が発表したデータによると、3月期の中国の石炭輸入量は輸出量を275万トン上回り、また、第1四半期の石炭輸入合計は輸出を106万トン上回って、中国は再び石炭純輸入国に転じた。

 3月期の石炭輸入量は420万トン、輸出量は145万トンであった。第1四半期の石炭輸入量は前年同期比21.3%減少して1,126万トンになった。輸出量は10.7%減少し、1,020万トンとなった。

 石炭専門家は、第1四半期に中国が石炭純輸入に転じたのは政府の石炭輸出規制策によるものであるとし、中国の石炭資源は豊かであり、国外の石炭に対する依存が今後大きくなるわけではないと指摘、現在、山西省など小炭鉱の多くが生産停止又は半停止状態にあるなど、有効な生産能力が不足しているが、これは一時的な現象であり、中国が今後も石炭純輸入国に転じることはないとしている。また、別の専門家は、中国が再度石炭純輸入国に転じた理由として、石炭産業の構造と輸送条件によって、中国北部が石炭を輸出し、南部が輸入に依存する状況が形成されていることを挙げている。

 実際、中国が石炭純輸入国になったのは今回が初めてではない。昨年第1四半期には289万トンの石炭純輸入になっており、中国が純輸入になったのはその時が初めてである。

 なお、国家統計局の16日の発表によると、第1四半期における石炭生産量は5.693億トン、前年同期比14.6%増となった。3月期の生産量は2.113億トン、前年同期比17.5%増である。

 (中国煤炭資源網 4月17日)