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【新エネルギー】

江蘇省常州市に天合太陽光発電産業パークが開園 (08/04/23)
2008/4/24
中国【新エネルギー】

 常州天合太陽光発電産業パークが22日、江蘇省常州市の国家ハイテク区で開園した。

 天合太陽光発電産業パークは常州国家ハイテク区と常州天合光能有限公司が共同で建設し、2012年までに売上高1,000億元の太陽光発電産業群を形成することが目標。国家級の重要太陽光発電産業基地として、低公害・環境保護型の新エネルギー、太陽光発電の開発に寄与するだろう。

 地球の気候変動問題やエネルギー危機が深刻化する中、太陽光発電は代表的な再生可能エネルギーとして世界的に注目されており、大きな展望が開けている。常州は太陽光発電産業でリードしており、常州天合光能有限公司もまた国際的に名の通った太陽光発電企業であり、天合太陽光発電産業パークの中核企業となる。今後、天合太陽光発電産業パークは、常州天合光能有限公司が先頭に立って、上流、下流、設備、部品、素材が一体となった地域的産業群を形成し、国際的にも競争力を備える総合太陽光発電産業パークとなる。また、同パークの成功によって、江蘇省は世界をリードする太陽光発電基地になるだろう。

 こうした目標の達成に向け、常州国家ハイテク区は太陽光発電産業パークのために投資家募集部門を設置するとともに、関連する支援措置を策定して、行き届いたサービスの提供に努めている。また、常州天合光能有限公司も結晶シリコンからシステムまで一体化した太陽光発電産業連鎖を核に、関連優良企業を誘致し、また、提携、資本参加など様々な形で戦略的パートナーシップを確立しようとしている。入園する企業は太陽光発電技術センターによる技術研究開発のプラットホームを共有することができ、人材養成も天合大学を中心に進められ、常州の人材や産業面の優越性が存分に発揮されることになる。

 天合太陽光発電産業パークの第1期入園企業には、欧州ガラス、千松研磨、菲利華、常州広泰、蘇州テクネチウムがあり、常州国家ハイテク区及び天合光能との間で投資や提携に関する契約に調印している。これら5社の総投資額だけでも約20億元に上る。

 (国際能源網 4月23日)