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中国
【電力】

2007年の全国発電量3兆2,559億kWh前年比14.44%増 (08/04/29)
2008/4/30
中国【電力】

 電力監督管理委員会が22日発表した電力監督管理報告によると、2007年の全国発電量は3兆2,559億kWhに達し、総発電設備容量は過去最高を記録した。

 2007年の中国の電力事業は昨年に引き続き急成長を続け、電力需給は基本的に平衡しいた。電力供給能力はさらに拡大し、2007年の全国発電量は3兆2,559億kWh、前年比14.44%増となった。また、全国の電源建設は急速に進み、新規の発電設備容量は1億9万kWになり、全国総発電設備容量は前年比14.36%増の7億1,329万kWに達した。

 電力網の建設も著しく加速され、新規の220kV以上の送電線は4.15万kmに上り、前年比14.20%増加した。新規の220kV以上の変電設備容量は1億8,848万kVA、前年比18.71%増。

 一方、電力事業における省エネ・排出削減対策も顕著な成果を上げた。昨年、全国で合計553台、1,438万kWの小型火力発電ユニットが閉鎖され、年間閉鎖目標を43%上回った。火力発電の石炭基準消費量は334g/kWhとなり、昨年に比べ9g/kWh下がった。下げ幅はここ数年で最も大きなものになる。また、全国で100万kW以上の火力発電所1.1億kWの排煙脱硫設備が稼働を開始した。

 (中国企業報 4月29日)