国家統計局のデータによると、一定規模以上の企業の第1四半期における原炭生産量は5.69億トン、前年同期比14.6％増となった。石炭純輸入量は106万トンとなった。

　第1四半期の国有鉄道の石炭輸送量は3.36億トン、前年同期比12.1％増、主要港湾の石炭積み出し量は1.3億トン、前年同期比17.1％増。

　産業別の石炭需要量は、電力が3.77億トン、前年同期比12.9％増、鉄鋼が1.03億トン、4.7％増となった。3月末の発電所の石炭在庫は約12日分に回復している。
　
　発展改革委員会経済運行局巡視員の許之敏氏によると、第1四半期の石炭の生産、輸送、需要は比較的大きな伸びを示したが、大雪災害、旧正月期間の輸送力の逼迫、一部郷鎮炭鉱の生産停止などの要因が複合的に影響した結果、一部地区で発電用石炭の逼迫が生じた。

　（中国煤炭資源網 4月30日）