中国の楊潔チ(「チ」は竹カンムリに褫のつくり)外交部長のバングラデシュ訪問終了後に、バングラデシュ外交顧問のDr. IFTEKHAR AHMEDは、中国側がRooppur原子力発電所などバングラデシュの大型プロジェクトの建設に参加する意向を示し、原子力の平和利用の協力方式については中国とパキスタンのモデルを採用できるとしたことを明らかにした。また、両国はダッカ展覧センターの建設についても文書を交わし、中国は今年、バングラデシュに6,000万人民元の援助を提供するとした。

　一方、バングラデシュは楊外交部長に対し、1つの中国の原則の堅持とチベット問題は中国の内政問題であるとの立場を表明した。また、バングラデシュは、北京オリンピックはアジアの全人民の誇りであり、絶対に政治化してはならないと表明した。

　（毎日経済新聞 5月6日）