中国石油天然ガス集団(CNPC)が海南省に年産5万トンの生分解性プラスチックプラントの建設を計画している。レジ袋等によるいわゆる「白色汚染」や二酸化炭素の削減に効果を発揮し、海南省の生態建設に貢献するだろう。

　海南省の使い捨てレジ袋の消費量は約1.2万トン、うち80％以上は分解不可能なプラスチック袋である。捨てられたレジ袋は都市と農村の環境と衛生を損なう。分解不可能なプラスチックのレジ袋が土の中に埋められると。農作物の養分や水分の吸収に悪影響を与え、農作物の収穫が減る。その上、土壌や地下水を汚染する。また、燃焼させると、大量の有毒ガスを出す。

　CNPCの生分解性プラスチックプロジェクトはデンプンを原料とし、年間約3万トンのデンプンを要する。このプロジェクトにより、二酸化炭素の排出を減らすだけでなく、汚染の大きい分解不可能なプラスチックに取って代わることが出来る。

　（中国石化新聞網 5月12日）