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中国
【石油・天然ガス】

1〜4月の石油製品輸入量が前年同期比9.2%増 (08/05/15)
2008/5/15
中国【石油・天然ガス】

 海関総署の最新統計によると、今年1〜4月の中国の石油製品輸入量は1,268万トンに上り、前年同期比9.2%増となった。輸入額は86.8億ドル、同78.6%増である。

 一方、1〜4月の石油製品輸出は484万トン、前年同期比7.8%減、輸出額は36.2億ドル、30%増となった。

 第1四半期における中国の主な石油製品輸入先は韓国、アセアン、ベネズエラ、ロシア。この4つの国と地域で同時期の石油製品輸入総量の69.4%を占めた。

 また、主な石油製品輸出先は香港、パナマ、アセアンで、同時期の石油製品輸出総量の56.3%を占める。

 中国の石油製品輸入が増加した背景には、石油製品関税の引き下げがある。国内の石油逼迫を緩和するため、今年1月1日から大部分の石油製品輸入関税が引き下げられた。ガソリン、軽油、ジェット燃料油の税率は2%から1%に引き下げられ、ナフサは6%から1%に引き下げられた。

 但し、一方では、消費税制度の一本化が進められ、政府は、輸入される溶剤油、ナフサ、潤滑油及び重油に対して法定税率による消費税の適用を今年3月1日から再開するよう決定している。これにより、一部の輸入石油製品のコストが上昇するのは間違いない。また、同時に石油製品消費構造の高度化も進むことになる。

 (中国石化新聞網 5月15日)