中国石油天然ガス集団(CNPC)は14日、四川大地震により22時間停止していた蘭州−成都パイプラインの送油を再開したと発表した。すでに送油量は600m3/hに達している。 CNPCによると、蘭州−成都パイプラインは13日12時38分に送油を再開している。また、CNPCは10万トンの石油製品の緊急供給を行い、被災地区の生産及び民生用需要に対応している。 地震発生時は蘭州−成都パイプラインも強い揺れに襲われ、自動警報装置が作動した。成都送油ステーションの濾過装置には漏れが生じ、北京石油・天然ガス指令センターは直ちに送油を停止した。地震によって成都から成県以北の各送油ステーションとの通信が途絶えたものの、パイプライン沿線には石油・天然ガスの漏れは生じていない。 また、CNPCは四川省南充の大型製油所を地震発生直後に停止し、安全検査を行ったが、13日の夜には稼働を再開した。 震源地付近には大型製油所がないので、今回の地震がCNPCの生産に大きな影響を及ぼすことはない。 (毎日経済新聞 5月15日)
中国石油天然ガス集団(CNPC)は14日、四川大地震により22時間停止していた蘭州−成都パイプラインの送油を再開したと発表した。すでに送油量は600m3/hに達している。
CNPCによると、蘭州−成都パイプラインは13日12時38分に送油を再開している。また、CNPCは10万トンの石油製品の緊急供給を行い、被災地区の生産及び民生用需要に対応している。
地震発生時は蘭州−成都パイプラインも強い揺れに襲われ、自動警報装置が作動した。成都送油ステーションの濾過装置には漏れが生じ、北京石油・天然ガス指令センターは直ちに送油を停止した。地震によって成都から成県以北の各送油ステーションとの通信が途絶えたものの、パイプライン沿線には石油・天然ガスの漏れは生じていない。
また、CNPCは四川省南充の大型製油所を地震発生直後に停止し、安全検査を行ったが、13日の夜には稼働を再開した。
震源地付近には大型製油所がないので、今回の地震がCNPCの生産に大きな影響を及ぼすことはない。
(毎日経済新聞 5月15日)