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【石油・天然ガス】

露大統領「ESPOパイプライン中国支線交渉は最終段階に」 (08/05/22)
2008/5/23
中国【石油・天然ガス】

 露大統領メドベージェフは22日、中国メディアのインタビューに応えて、ロスネフチと中国石油天然ガス(CNPC)のESPOパイプライン(東シベリア−太平洋石油パイプライン)中国支線の建設に関する交渉は最終段階に進んでいると表明した。

 メドベージェフ大統領は「この件(中国支線の建設)について中露間では基本合意が出来ている。現在、ロスネフチとCNPCのこの問題についての交渉は最終段階に進んでいる。我々は将来の協力について、あらゆる主要原則やパラメータで合意に達している」と述べた。

 また、メドベージェフ大統領は、ロシアから中国への東ルート及び西ルートの天然ガスパイプライン建設の可能性についても討議が進められており、目下ロシアの天然ガス最終価格について交渉が進められていることを明らかにした。

メドベージェフ大統領は、「目下進められている交渉がすべて終了し、ロシアのエネルギーが友邦隣国である中国のエネルギーバランスにおいて然るべき地位を占めるものと確信している」と述べた。

 なお、2007年にロシア産業エネルギー相フリステンコは、ロシアから中国への天然ガス輸出量を2020年には680億m3とし、うち300億m3を西シベリアから、380億m3を東シベリアから送ると表明、西ルートからの供給は2011年から、東ルートからは2016年に開始するとしていた。但し、フリステンコは、そのためには、2007年及び2008年に関連交渉を終結することが前提条件になるとしていた。

 (俄新網 RUSNEWS.China 5月22日)