中国の胡錦濤主席とロシアのメドベージェフ大統領は23日、北京で共同声明に調印した。 中露共同声明では、持続可能な開発を国際協力の重要な分野と位置づけ、両国は交流を強化し、天然資源と生物の多様性を保護し、環境配慮型・省資源型社会の確立に努力するとしている。 また、共同声明は、気候変動問題を重視し、「国連気候変動枠組条約」と「京都議定書」の義務を全面的に履行することを再確認した。但し、声明は、条約の原則、特に「共通だが差異のある責任」の原則と各自の能力に基づいて、気候変動分野における対話と協力を展開するよう希望するとし、一方、先進国は途上国に対して資金と技術の支援を提供して、途上国の気候変動への対応能力を高めるべきであるとした。 その他にも、各国が平等互恵の原則に基づいてエネルギーの対話と協調を強化することで国際エネルギー需給市場の安定と完備を図り、世界のエネルギーセキュリティを共同で維持するよう、両国が呼びかけていくとした。また、両国は環境保護に有効な新エネルギー技術を研究開発と普及を加速するとした。 (国際能源網 5月26日)
中国の胡錦濤主席とロシアのメドベージェフ大統領は23日、北京で共同声明に調印した。
中露共同声明では、持続可能な開発を国際協力の重要な分野と位置づけ、両国は交流を強化し、天然資源と生物の多様性を保護し、環境配慮型・省資源型社会の確立に努力するとしている。
また、共同声明は、気候変動問題を重視し、「国連気候変動枠組条約」と「京都議定書」の義務を全面的に履行することを再確認した。但し、声明は、条約の原則、特に「共通だが差異のある責任」の原則と各自の能力に基づいて、気候変動分野における対話と協力を展開するよう希望するとし、一方、先進国は途上国に対して資金と技術の支援を提供して、途上国の気候変動への対応能力を高めるべきであるとした。
その他にも、各国が平等互恵の原則に基づいてエネルギーの対話と協調を強化することで国際エネルギー需給市場の安定と完備を図り、世界のエネルギーセキュリティを共同で維持するよう、両国が呼びかけていくとした。また、両国は環境保護に有効な新エネルギー技術を研究開発と普及を加速するとした。
(国際能源網 5月26日)