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【石油・天然ガス】

華東潤滑油プラントが上海で操業開始 アジア最大 (08/05/26)
2008/5/27
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化工(SINOPEC)が数億元を投じた年産35万トン、長城潤滑油の華東生産プラントが上海で操業を開始した。アジア最大、最先進の潤滑油プラントになる。これまで華東地区ではハイエンドの潤滑油生産能力が不足していたが、同プラントの操業によって、長江デルタを中心に華東地区の旺盛な潤滑油需要を賄うことが可能になる。

 長城潤滑油はこれまで華東市場の開拓に努め、多くの自動車メーカーや工場、マイカー族に愛されてきた。近年は大衆(フォルクスワーゲン)、通用(GM)等の大型自動車メーカーと提携を深め、華東市場における地位を高めてきたが、一方では、同地区におけるハイエンド潤滑油の需要が急拡大し、長城潤滑油は同地区における生産能力拡充を期待されていた。今回の35万トン生産プラントの操業開始により、同社は消費需要の多元化に応えつつ、日増しに拡大する需要を安定的に賄い、地域経済の発展に貢献することが出来る。また、同生産拠点は、SINOPECが今後潤滑油の海外市場開拓を進める上で重要な支柱になり、SINOPECの海外業務の強化と国際化戦略に寄与することになる。

 (中国石化新聞網 5月26日)